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「ミシガンマン」って何?

Michigan Man【ミシガン マン】

「ミシガン大に対する、名誉、忠誠心、プログラムへの誇り、謙虚さ、すべてが一体となった価値観をもつ人物」のこと。

 

ミシガン大のヘッドコーチ、ジム ハーボーが2023シーズンの去就を発表しました。2022シーズン終盤からNFLへ移籍の噂もありましたが、2023シーズンはミシガン大にとどまるようです。

 

ミシガン大のツイッターではジムハーボーのコメントに「Michigan Man through and through(根っからのミシガンマン)」とツイートされてます。

 

この「Michigan Man」という言葉が世に広まったのは、1989 年にミシガン大アスレチックディレクターあったボー シェンベヒラーが、バスケットボールコーチだったビル フリーダーの解雇を発表した時(発表はNCAAトーナメント試合前夜に発表されたらしい)と言われています。

解雇の理由は、ビル フリーダーが、アリゾナ州立大と次シーズンへ向けて内密に契約を結んでいたからでした。

シェンベヒラーは、この発表の時、「A Michigan Man will coach Michigan! (ミシガンマンがミシガンを指導するだろう!)」と言ったそうです。

状況から察するに、次の指導者はミシガン大に誠意をもって取り組んでくれる人物であるという意味なのでしょう。

 

ちなみにジム ハーボーのコメントの最後にある言葉、
「“THOSE WHO STAY WILL BE CHAMPIONS”(残った者がチャンピオンになる)」は、前出のボー シェンベヒラーのミシガン大フットボールのヘッドコーチ就任時に選手へ発した言葉。

低迷しているチームの立て直すため、厳しい練習を課したボー シェンベヒラーですが、
実際、ボー シェンベヒラーの下で厳しいプログラムを4年間耐え切り、残った選手は少なくとも1度はBIC10のチャンピオンになっていたそうです。

そんな背景もあり、「“THOSE WHO STAY WILL BE CHAMPIONS”」は、ミシガン大ウルヴァリンズの伝統と精神をあらわす名言として、不朽のスローガンとなっています。

ジム ハーボーはボー シェンベヒラーの教え子の1人です。