【2022 ボウルゲーム】ニューイヤーズシックス以外の注目の4試合 見どころ
カレッジフットボールのボウルゲームシーズンが始まりました。
注目のゲームはニューイヤーシックスボウルですが、面白そうなゲームは他にもあります!
今回はニューイヤーズシックス以外の注目の4試合の紹介と見どころを解説します。
①【ホリデーボウル(12月29日)】
No.15 オレゴン大 VS.ノースカロライナ大
全米屈指のQBドレイク メイ(#10 Drake Maye)擁するノースカロライナ大は、WEEK11終了時で9勝1敗でCFPランキングで13位にランクされるも、その後、ランク外のジョージア工科大とノースカロライナ州立大に2連敗で失速。。。
AACチャンピオンシップでは、No.9クレムソン大に39−10で敗戦してシーズン終了となりました。
ボウルゲームは勝ってシーズンを気持ちよく終えたいところですが、WRジョシュ ダウンズ(#11 Josh Downs)が、2023年のNFLドラフトに備えるためにボウルゲームをスキップする事を発表していて、キープレーヤーを欠いて試合に臨むことになります。
オレゴン大も、母校アリゾナ州立大学のヘッドコーチに就任が決定したオフェンスコーディネーターのケニー ディリンガムを欠いて試合に望みます。
②【チーズイットボウル(12月30日)】
No.13 フロリダ州立大 VS.オクラホマ大
今年のチーズイットボウルは、カレッジフットボールで歴史をもつ名門チーム対決。
フロリダ州立大はヘッドコーチだったジンボ フィッシャーが去って以来、過去5年間で2回しかボウルゲームに出場しておらず、低迷が続いていたフロリダ州立大ですが、今シーズンは、
QBジョーダン トラビス(#13 Jordan Travis)、
RBトレイ ベンソン(#3 Trey Benson)、
WRジョニー ウィルソン(#14 Johnny Wilson)のスター選手を抱え9勝3敗と2016年以来、もっとも良い成績を残しました。名門復活へ期待が持てそうです。
一方、オクラホマ大は、
新ヘッドコーチのブレント ヴェナブルズ指揮下の今シーズンは6勝6敗で、過去24年間で最悪の成績。
また、元オクラホマ大のQBケイレブ ウィリアムズは、当時ヘッドコーチだったリンカーン ライリーの後を追いUSCに移籍、ハイズマン トロフィーを獲得してしまう大活躍で、逃した魚が大きすぎる結果となっています。こちらは名門復活への道のりはまだまだ長そう。
今シーズン、オクラホマ大のオフェンスラインは、パスプロテクションにおいて安定力を発揮しましたが、
先発OTののアントン ハリソン(#71 Anton Harrison)とワニャ モリス(#64 Wanya Morris)が、ボウルゲームをスキップする事をすでに発表していて、試合には出場しません。
一方、フロリダ州立大のドラフト候補、EDジャレッド バース(#5 Jared Verse)は試合に出場する意向を表明。
試合は、オクラホマ大のバックアップOTに対し襲い掛かるジャレッド バースと、フロリダ州立大オフェンスのスター選手の活躍に注目です。
③【アラモボウル(12月30日)】
No.12 ワシントン大 VS. No.20 テキサス大
テキサス大は、多くのキープレーヤーなしでボウルゲームに臨みます。
RBビジャン ロビンソン(#5 Bijan Robinson)とロション ジョンソン(#2 Roschon Johnson)、
LBデマービオン オーバーショーン(#0 DeMarvion Overshown)は、
NFLドラフトの準備のためにボウルゲームをスキップする計画のようです。
ビジャン ロビンソン、ロション ジョンソンの両エースRBが欠場の場合のテキサス大オフェンスは、高い潜在能力を持つ、QBクイン エワーズ(#3 Quinn Ewers)を中心に組み立ててくると思われます。
今シーズン安定したプレーを見せる、ワシントン大のQBマイケル ペニックス ジュニア(#9 Michael Penix Jr.)との、QB対決がこの試合の見どころとなるでしょう。
④【ゲーターボウル(12月31日)】
No.19 サウスカロライナ大 VS.No.21 ノートルダム大
CFP出場へ望みのあった、No.5 テネシー大とNo.8 クレムソン大を撃破したサウスカロライナ大。
今、最も勢いのあるチームです。
ノートルダム大のQBは、移籍ポータルに入ったスターターのドリュー パイン(Drew Pyne) に代わり、
ケガから復帰したタイラー ブフナー(#12 Tyler Buchner)がスターターに入る見込み。
タイラー ブフナーの回復具合に注目です。
NFLドラフトに向けての試合スキップのため、キープレーヤーを欠いた状況で試合に望むチームも少なくありません。ですが、バックアップメンバーにとっては、今シーズン最後のアピールの場でもあります。
試合に勝ってシーズンを締めたいのはどのチームも同じでしょう。消化試合は一切ありません!
年末のカレッジフットボール観戦にお役に立てれば幸いです。
【2023NFLドラフト】ジョージア大DT ジェイレン カーターって何が凄いのか
ジョージア大のDLジェイレン カーター(#88 Jalen Carter/6.3フィート(約190cm)/300ポンド(約136kg))は2023年のNFLドラフト上位指名確実の選手です。
この選手、一体なにが凄いのか調べてみました。
【結論】
この選手がすごい所:腕の長さ、スピードと強さ。
この選手の凄いところは、「DTの割にパスラッシング能力高い」です。
例えばこんな風に…300ポンドなのによく動く
Great to see #Georgia DT Jalen Carter healthy and back on the field.
— Dane Brugler (@dpbrugler) 2022年10月31日
RG O’Cyrus Torrence is 345 pounds and one of the best iOL in the country. And Carter goes right through him. Still a boss. pic.twitter.com/JoX8Ahlhcf
もちろんパワーも凄い。止めれませんよ、こんなの…
Just a dominant performance by #Georgia DT Jalen Carter vs. Tennessee.
— Jordan Reid (@Jordan_Reid) 2022年11月8日
You want to see big time prospects have their best performances in big games and he was every bit of that. pic.twitter.com/gQHIAUrez6
堅実なランディフェンスはもちろんのこと、
300ポンドでこれだけスピードのあるパスラッシュができるDTは極めて稀で、ニーズが合えば全体一位もあるかもしれません!
とんでないモンスターDTですが、膝の靭帯損傷(MCL)をやってしまうが多いのが、玉にキズ。
【2023NFLドラフト】アラバマ大QB ブライス ヤングって何が凄いのか?
アラバマ大のQBブライス ヤング(#9 Bryce Young/6フィート(約183cm)/194ポンド(約88kg))は2023年のNFLドラフト上位指名指名が確実視されていて、
全体1位指名の可能性が非常に高い選手です。
常に注目されてきたこの選手、一体なにが凄いのか調べてみました。
【結論】
この選手がすごい所:正確性、俊敏性、意思決定力。
このQBが優れている所は、「ピンチに強い所」と思います。
例えば、パス攻撃時のこんな記録ありまして、
●スクランブルをかけた後のパス獲得ヤード 565ヤード
●スクランブルをかけた後のタッチダウン 10つ
●スクランブルをかけた後のファーストダウン 52つ
パワーファイブのQBで、過去2シーズンでこの記録を超える選手はいません。
こんな感じであわやQBサックかと思いきや、ファーストダウンをとってしまうQBなのです。
↓↓↓↓↓↓↓↓
It’s been a damn hour since Alabama and Texas game ended and I still can’t believe Bryce Young pulled this off pic.twitter.com/YqCEmidQy5
— Nick Perkins (@NPerkins96) 2022年9月10日
もちろん、ピンチの時だけでなく、ビックプレーもやっちゃいます。
Week4のヴァンダービルト大との対戦では、パス獲得384ヤード、4回のタッチダウンパスと大活躍。
↓↓↓↓↓↓↓↓
Bryce Young with a ball placement masterclass against Vanderbilt.
— Luca Sartirana (@SartiranaLuca) 2022年9月26日
By far one of the best traits of his profile. pic.twitter.com/FQtakpGb9G
2021年には、結果的にドラフト1stラウンドピックの選手を5人擁す、ジョージア大ディフェンスに対し、
2試合でパス獲得781ヤード、4TDを記録しています。
↓↓↓↓↓↓↓↓(レシーバーのジェイメソン ウィリアムズも足が速い!)↓↓↓↓↓↓↓↓
Bryce Young connects with Jameson Williams 🎯
— ESPN College Football (@ESPNCFB) 2021年12月4日
Bama extends its lead to 31-17 against Georgia! pic.twitter.com/ZWUD8hSk3I
ジョージア大だけでなくトップクラスのディフェンスと対戦することで培われた、
「どんな状況でも常に周りがよく見えていて、冷静に正しいプレーを作れる所」が、
ブライス ヤングの優れている能力なのです。
改善した方が良い所は、どちらかというと小柄な体格という所。
ただ、身長はもう伸ばすことはできないので、
きっともうすこし筋肉を増やして、10から15ポンド位は増やすことになるのでしょう。
カージナルスのQBカイラー マレーみたいになるのかなぁ。。。
2022年Army-Navy gameの見どころ
2分でわかる WEEK14の寸評
WEEK14、カンファレンスチャンピオンが決定しました。
しかし、TOP4チームのうち、2チームが負ける波乱の展開。
ハイズマン賞レースも波乱含みの様相です。
■CFP出場チームは、ジョージア大、ミシガン大、テキサスクリスチャン大(TCU)、オハイオ州立大
カンファレンスチャンピオンシップは、NO.3 TCUがNO.10カンザス州立大のOTで31−28で敗れ、NO.4 USCもユタ大に47-24で敗戦。
今週は試合がなかったオハイオ州立大が順位を上げて、USCに代わり、CFP出場を獲得。
CFP準決勝は、ジョージア大 vs オハイオ州立大、ミシガン大 vs TCUが対戦します。
■ USCのQBカレブ ウィリアムズはチャンピオンシップ敗戦。プレーもイマイチでハイズマン賞獲得に黄信号
ハイズマン賞最有力のUSCのQBカレブ ウィリアムズはチャンピオンシップで敗戦の上、あまり良いパフォーマンスは見せれませんでした。
カンファレンスチャンピオンシップ後、ハイズマン賞レースはますます不透明になています。
と、今週はこんなところです。
2022年シーズンもいよいよクライマックスへ。
2分でわかる WEEK14に出場する注目のNFLドラフト候補10人
今週末はカンファレンスチャンピオンシップが行われます。
タイトルをかけて戦う重要な試合であるとともに、
NFLドラフト候補の選手にとっては、
自身のNFLへの道を賭けた重要な試合でもあるのです。
カンファレンスチャンピオンシップを戦うNFLドラフト候補選手の中でも、
注目の選手15名を紹介します。
[SECチャンピオンシップ]
・ジョージア大
DL ジャレン カーター(#88 JALEN CARTER)
州の重量挙げ大会で準優勝したパワーと、バスケでウィンンドミルダンクをやってのけてしまう、
パワーと運動能力を兼ね備える類い稀なディフェンズライン。193cm 140kg
EDGE ノーラン スミス(#4 NOLAN SMITH)
もしかしたら、LBで大成しそうな選手。パスラッシュのスピード、クイックネスが秀逸。193cm 106kg。
CB ケリー リンゴ(#5 KELEE RINGO)
スピードとボールスキルに優れる大型CB。マンカバーに強さを発揮。188cm 92kg。
・ルイジアナ州立大(LSU)
EDGE B.J.オジュラリ(#8 B.J. OJULARI)
高い身長と身体能力を持つ。伸び代が抜群にあり。193cm 98kg。
WR KAYSHON BOUTTE(#KAYSHON BOUTTE)
縦へのスピードが抜群。キャッチ能力に優れている。NFLにいったら、リターンゲームなら即戦力になれる。182cm 86kg。
[BIC10チャンピオンシップ]
・ミシガン大
EDGE マイク モリス(#12 MIKE MORRIS)
198cm 115kg。長身と長い腕、スピードと高い運動能力で優れたスイムムーブを見せる。タイトエンドもこなせるアスリート。
RB ブレイク コルム(#2 BLAKE CORUM)
176cm 87kg。ランコースを嗅ぎ取る感覚とボディコントロールが非常に良い。ブロックとパスキャッチも上手い。
[AACチャンピオンシップ]
●クレムソン大
DL ブライアン ブレシー(#11 BRYAN BRESEE)
198cm 139kg。高い運動能力をもつパスラッシャー。EDGEもできるスピードも持っている。
EDGE マイルス マーフィー(#98 MYLES MURPHY)
198cm 126kg。ブロッカーをコントロールする強く長い腕とプレーを追いかける運動量が持ち味。
[BIC12]
●TCU
WR クエンティン ジョンストン(#1 QUENTIN JOHNSTON)
195cm 91kg。キャッチセンス抜群の長身WR。縦へのルートが得意。試合はもちろんのこと、この10名がどんなプレーをするのかも楽しみ。
注目の試合は日曜午後あたりからYOUTUBEで配信されます。
今週末もビールが進みそう…
2分でわかる WEEK14 カンファレンス チャンピオンシップ 見どころ
2022年カレッジフットボールは、カンファレンスチャンピオンシップを迎えました。
全米チャンピオンを決めるCFP出場を狙うチームにとっては、最後のチャンスとなります。今週の注目は「BIC 12」と「PAC 12」のチャンピオンシップゲームです。
候補チームと各試合の注目すべきポイントを解説します。
現時点での出場の可能性があるのは、
①No.1 ジョージア大
②No.2 ミシガン大
③No.3 テキサスクリスチャン大(TCU)
④No.4 南カルフォルニア大(USC)
⑤No.5 オハイオ州立大
⑥No.6 アラバマ大
の6チームです。
①ジョージア大(12-0)
[SEC チャンピオンシップ]vs No.14 ルイジアナ州立大(LSU)
ジョージア大は出場を決定しているので、この試合の勝敗はCFPの組み合わせのみに影響します。
昨年はSECチャンピオンになれなかった(アラバマ大に負ける)ので、
今年はチャンピオンになって、2012年アラバマ大以来の全米連覇に弾みをつけたいところ。
②ミシガン大(12-0)
[BIC10 チャンピオンシップ]vs パデュー大
ミシガン大もジョージア大と同じく、この試合の勝敗はCFPの組み合わせのみに影響します。
ミシガン大は、事実上のBIC10 チャンピオンシップだったオハイオ州立大戦を45-23で下し、
CFP出場権を獲得。ミシガン大は2年連続とCFP出場。週末はケガ人出さずに無事優勝したい。
③ TCU(12-0)
[BIC12 チャンピオンシップ]vs No.10 カンザス州立大
TCUは勝てば確定。負けても惜敗ならまあ大丈夫。ボロ負けならオハイオ州立大と順位入れ替えかも。
CFP出場は投票で決まるので、勝ち方負け方も重要。でも変な負け方さえしなければOK。
④USC(11-1)
[PAC12 チャンピオンシップ]vs No.11 ユタ大
1敗のUSCはチャンピオンシップゲームでユタ大に勝てば、CFP出場を確定させます。
が、今期USCが唯一負けた相手がユタ大で、決して楽な相手ではありません。
USCが負けた場合、オハイオ州立大と順位入れ替えの可能性大。
⑤オハイオ州立大(11-1)
今年最大の試合で宿敵ミシガン大に敗れたオハイオ州立大は、No.2からNo.5に脱落。
今週は試合がないので、TV観戦しながら祈ることしかできません。
CFPへ出場の条件は、USCの敗戦か、TCUのボロ負けのみ。
⑥アラバマ大(10-2)
今期2敗でSEC王者でもないアラバマ大がCFPに出場する可能性は極めて低いです。
ただ、USCとTCUがボロ負けすると、投票権をもつ人たちの心変わりが発生するかもしれない…
見どころは、以上となります。
TCUとUSCは勝って出場を決めるか、負けるとしても負け方にも注目です。
オハイオ州立大とアラバマ大の敗者復活はあるのか…
YOUTUBEの配信は日曜午後あたりから。